前回は2歳児、3歳児の子どもの質問に答えるコツをご紹介しました。

4歳児、5歳児になると、より鋭い質問をしてくるようになります。また、曖昧な答えだと納得してもらえず、怒涛の質問攻めになるときもあります。

そんな4~5歳児の質問に答えるコツをご紹介します。

子どもの質問

子どもの質問


4~5歳の子どもの「なんで?」にはこう答える!

少し大きくなった子どもからの質問というのは鋭いものが多いです。
例えば、「なんで〇〇くんはお椅子に座ってないの?」などという他人と自分の比較を口にすることもあります。

特にクラスの中に発達障害の子どもがいる場合、慣れないうちはこういった質問を投げかけてくることも多いでしょう。
発達障害児とクラスの子どもとの関わり方には頭を悩ませる保育士さんも多いですよね。

そうでなくても発達障害児に対するアプローチで時間や手を取られます。
クラスの子どもと向き合う時間が少なくなっていると感じている保育士さんも多いでしょう。

ここで、あなたはなんと答えますか?
「〇〇くんは病気なんだよ。」という答えをしたらOUTです。

発達障害というのは確かに病名です。
しかし、「病気」という言葉を使うと一気に発達障害児とクラスの子どもたちの距離は開いてしまうでしょう。

こんな時は、質問してきた子ども自身に考えさせる時間をとるのも良いですね。
例えば、「〇〇くんはどうしてお椅子に座りたくないかわかる?」などと逆に質問してみましょう。

クラスの子どもはきっと〇〇くんの気持ちを理解しようと必死に考えることでしょう。
そして出てきた答えが大きく外れていなければ、「そうかもしれないね。」と認めてあげましょう。

そしてそのうえで「〇〇くんは、今はお椅子に座るより窓の外に興味があったのかもしれないね。でも、今はお椅子に座る時間だって教えてあげていこうか。」と働きかけてみましょう。
すると、発達障害児に対してもクラス全体で取り組むことができます。

クラスの課題に取り組めるチャンスでもある

よく保育室で見られるのは発達障害児がいつもクラス活動の外にいてしまうという場面です。
発達障害児の状態にも寄りますが、まとまった団体活動というのはほとんどできません。

しかし、4~5歳児になると集団活動がほとんどです。
このギャップにどう取り組めばいいのか、悩んでしまいますよね。

そこで、こういった質問が子どもたちから出てきた時に発達障害児との関わり方を伝えていくことで、クラス一丸となって進むことができるかもしれません。
勘違いしないで欲しいのは、発達障害児について考える時間をクラスで一気に持つ、ということではないのです。

そんな時間をとるよりは普段の活動の中で、「なんで〇〇くんはしなくていいの?」という質問が出てきた時に、しっかりと答えるということが一番の近道です。

4~5歳児の質問に答えるときは、2~3歳児の時のような答えでは納得してくれないこともあります。
子どもの立場に一番に立ってみて、状況を整理し受け答えをしましょう。

忙しいときに質問されたときは、「今は少し待ってくれる?」と伝えるのも良いでしょう。
しかし毎回この答えでは子どもはフラストレーションをためてしまいます。

あとで必ず答えるようにし、信頼関係を築いていってください。

質問は子どもからのメッセージ

「なんで?」という質問には子どもからの思いが込められていることが多いのです。
中には「赤ちゃんはどこからくるの?」というちょっと困った質問をされることもあります。

こういった時に一番してはいけないのは「そういうことはお母さんに聞いてね。」という答え方です。

自分が困ったからと言って他人任せにしてはいけません。
子どもはこの答えを聞いて、質問してはいけなかったのかな?と学習します。

そうなると心を閉ざしてしまいかねません。
答えを正確にする必要はあまりありません。

とにかく「尋ねたい!」という子どもの思いを受け止めて、信頼関係を築いてください。

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